疑問詞疑問文を使いこなす(中学一年生レベル)

2020年12月2日

1.まず、疑問詞じゃない文を作ってから

2.答え方は代名詞を理解


3.疑問詞のかたまりが二語以上のときや、聞きたい部分が2語以上のときに注意!

疑問詞疑問文とはyes/noで答えられない疑問文のことです。
「疑問詞」は英語で「interrogative」と言います。

疑問詞一覧表

what何(が、を、の)
whoだれ(が、を)
whoseだれの
whichどっち(の)
howどのように、どのような
whenいつ
whereどこで、どこへ
whyなぜ

レベル1 疑問詞疑問文の基本的な作り方

疑問詞疑問文の作り方は極めて簡単です。

1.「疑問詞」+「疑問文」の順番で文を組み立てる
2.疑問文の尋ねたいところを「疑問詞」にして先頭へ

1.の方法ではいまいちピンとこないかもしれないので今回は2.の方法「疑問文の尋ねたいところを「疑問詞」にして先頭へ」を解説していきます。

具体的な例を挙げてみましょう。

ひとつめの例は「彼は誰ですか?」と質問する文です。
この文を作る前に、まずは疑問詞が入っていない疑問文を適当に答えを埋めて作ります。
今回の場合は適当に「トム」という名前を入れて「彼はトムですか?」という文から作ることにします。

  Is he Tom. (彼はトムですか?)

Tomの部分が質問したいところなのでとってしまいます。

  Is he   ?

先頭に先の表にあったwho(誰)を付けます。

Who is he?

これで完成です。

もう一例出してみましょう。

「いつ英語の勉強をしますか?」という疑問詞疑問文です。

これも同様に一旦結論を埋めた疑問文を考えます。

「毎日英語の勉強をしますか?」

  Do you study English every day?

訊きたい部分であるevery day(毎日)をとります。

  Do you study English     ?

先頭に疑問詞であるwhen(いつ)を付けます。

When do you study English ?

これで完成です。

同じ文から、「毎日何を勉強しますか?」という疑問詞疑問文を作ってみましょう。

   Do you study English every day? のEnglishをとって、

   Do you study     every day? として、これにwhat(何)を加えます。

What do you study every day?

どうでしょう、非常に簡単ではないでしょうか?
注意点としては、かたまりを意識することがあります。

      I go to school every day.

   Do you go to school every day?

Where do you go      every day?
 とします。
Where do you go to    every day?
 としてはいけません

かたまり単位で必ず扱うことが大切です。文を構成するかたまりについては 一般動詞の使い方「その他」のパーツを参考にしてみて下さい。

しかし、実はこの方法に当てはまらない疑問詞疑問文もあります。次のレベルではそうした例外の文の作り方について説明をしていきます。

レベル2 2語以上の疑問詞のかたまり

疑問詞は2語以上になることがあります。2語以上になるものとして以下のようなものがあります。

what whose which how

「what」「whose」「which」の場合、「の」が付く場合に「how」の場合には「どれくらい」という意味で使う場合に2単語になります

具体的な例を挙げてみましょう。かたまりが分かりやすいように、元の肯定文から見比べてみます。
  は疑問文にするときの変化、  は疑問詞になるかたまりと疑問詞です。

      This T-shirt isblue.
「このTシャツは青い
     Is this T-shirt  blue?
「このTシャツは青いですか
what color is this T-shirt?
「このTシャツは何(の)色ですか

        I use his pen.
「わたしは彼のペンを使います」
      Do you use his pen?
あなた彼のペンを使います
Whose pen do you use?

「あなたは誰のペンを使いますか」

         I like this photo.
「わたしはこの写真が好きです」
      Do you like this photo?

あなたこの写真が好きです
Which photo do you like?
「あなたはどっちの写真が好きですか」

     He is 1.6 meters tall.
「彼は1.6メートル(の背の高さ)です」
    Is he  1.6 meters tall?
「彼は1.6メートル(の背の高さ)です
How tall is he?
「彼はどれくらいの背の高さですか」

もう一点の注意としては、かたまりを意識することです。疑問詞に移動させられるのはかたまりパーツ単位です。
例の Do you use his pen? の場合、
誤ってWhose do you use pen? としてしまわないようにしましょう。

レベル3 疑問詞疑問文の答え方

疑問詞疑問文の答え方は、普通の疑問文とは違い文を書くと考えてください。
そしてできるだけ代名詞を使うことに注意しましょう

具体例
What do you like?
     I like cats.

Where do you go?
      I go to school.

What color is this T-shirt?
        It is blue.

Who is Tom?
    He is a friend of mine.

実際は普通の疑問文の場合にも文は書いていますが、繰り返すのが面倒なので省略されています。

具体例
Ishe tall? 「彼は背が高いですか」
Yes, heis (tall). 「はい、そう(背が高い)です」
No, heis not (tall). 「いいえ、そう(背が高い)ではないです」

Doyou play tennis? 「あなたはテニスをしますか」
Yes, Ido (play tennis). 「はい、わたしは(テニスを)します」
No, Ido not (play tennis). 「いいえ、わたしは(テニスを)しません」

英語のルールとして、きちんと文を作るときには主語(助)動詞が必要というルールがあります。
そのルールを守った最小限の返事が普通の文の答え方なのです。



ご意見・ご要望・間違いの指摘等ございましたら、該当ページの下のディスカッション欄にお願いします。

特にご要望はお待ちしております。