単語の形の変化のまとめ「名詞」「動詞」「形容詞・副詞」(中学生向け)

2020年12月2日

ここでは中学で習う「複数形」や「三単現のs」「過去形のed」「ing形」や「比較級」「最上級」などの変化についてまとめていきます。

英単語の語形変化の3つのポイント

 

1.「ソックス、チッシュ」は「e」がいる
2.「母音」+「y」には要注意
3.「ing」だけは仲間外れ

「es」になる語呂合わせ

まず必ず覚えてほしいことは「ソックス、チッシュ」という謎の語呂合わせです。ソックスもティッシュも「両方白いもの」と無理やり覚えましょう。
そもそもこれが何の語呂合わせなのかというと、複数形にしたときに「s」ではなく「es」を付ける単語の覚え方です
ポイントは語尾が、

ss o x ch sh

になっていることです。この5つを続けて読むと「ソックス、チッシュ」となります。ティッシュじゃないです。チッシュです。間違えてthなどを含めてしまわないようにしましょう。
もちろん例外はありますが、原則この五つはeが必要だと覚えておきましょう。


glass → glasses  potato → potatoes
box → boxes  watch → watches
brush → brushes

「子音」+「y」に「e」をくっつけると「y」が「i」に変わる

このルールも良く中学生が混同してしまうルールのひとつです。「y」を「i」に変えるルールを習ってしまうと全てそうしてしまい、どれがどれだか良く分からないという状態になってしまう生徒がたくさんいます。
そのルールを覚えるために基準にしてほしいのは、studyとplay。この2単語だけ何度も書いてしっかりと覚えます。

study → studies
play → plays

この二つを覚えてしまえばあとは簡単です。yの直前にある文字を比較すればいいのです。studyの場合、直前には「d」つまり子音が来ています。つまり「子音」+「y」の場合にはyをiに変えてesを付ければいいのです。
一方playの場合にはsが付いているだけです。「母音」+「y」の場合には変化するどころかそもそも「e」すらついていません。

このルールは複数形のsにも同じことが言えます。


city → cities
boy → boys

困ったらとにかく、studyとplayを思い出すことそして直前の文字が母音なのか子音なのかその都度判断すればいいのです。
ちなみにこのルールはe-を加えるものなら比較級や最上級でも利用できます。

early → earlier → earliest
happy → happier → happiest

「ing」だけ仲間外れ

中学で習うさまざまな語形変化の中で、「ing形」だけ仲間ハズレです。過去形の規則変化は「ed」比較級は「er」最上級は「est」と全て最初に「e」が付きます。複数形や三単現の「s」は場合によって「es」になったりします。しかし、「ing形」の頭に「e」が来ることはありません。
「ing」は反対にeをとってしまいます


make → making
take → taking

先頭にeがあるパーツとは違い、ingは反対にeをとってしまうのです。よくある間違いとしては最後がyで終わっている単語のyをわざわざiに変えてngと付ける人がいますが、そもそもeで始まるものを付けていないので間違いです。

語尾の文字を重ねる

もうひとつ覚えておいた方が良いものとして、語尾の文字を重ねるもの、があります。
比較級、最上級で中学生が覚えておいた方が良いものは主に次の三つです。

hot → hotter → hottest
big → bigger → biggest
sad → sadder → saddest

ちなみに、学校のテストで見るのは普通hotとbigぐらいです。もしsadを出題してきたら、その出題者の先生はよほど細かいか、意地が悪いと思いましょう。

もうひとつ重ねるものとしてingを付けたときに語尾を重ねるものがあります。
これは見分けがつきやすくするためだと覚えておきましょう。

語末にeがあるかないかで発音が変わる単語があります。
ひとつ例を挙げてみましょう

sit シット
site サイト

英語の読み方にはサイレントeというものがあります。最後にeがあることによって、そのひとつ前の母音をアルファベット読みするというものです。詳しくはフォニックスのルール「サイレントE」を参考

もし、何もせずに通常のingのようにeを落としてingを付けるというルールのみで行くと

sit → siting
site → siting

となってしまい見分けがつきません。そのため前にあるsitはtを重ねて
sit → sitting
とするのです。
そのため多くの「子音」「母音」「子音」という形で終わっている動詞はing形にすると最後の文字を重ねるのです



ご意見・ご要望・間違いの指摘等ございましたら、該当ページの下のディスカッション欄にお願いします。

特にご要望はお待ちしております。