フォニックスの覚え方・表【英語学習初心者向け】

2021年5月6日

フォニックス

英語を覚えるうえで大きな壁となってくるのが、単語です。

フォニックスをできるだけ早い段階で知っておくことによって英語の学習が非常に楽になります。

フォニックスというのは英語の単語の読み方のルールの名前です。

英単語にはローマ字読みのようにほぼ一対一というわけではありませんが、読み方・書き方にある程度のルールがあります。
そのルールを知っている状態で英語の学習を始めるのと、知らずに学習をするのでは全く効率が変わってきます。

新しい単語を見たときに、「なるほど。だからそう読むのか」と思うのと「うわ、また単語が出てきたから覚えなくちゃいけないのか」と思うのでは全く取り組み方も効率も変わってくるからです。

今回も8割理解を目標に正確さよりも分かりやすさを重視して説明していきます。

フォニックス レベル1 一文字の母音

文字ローマ字読みフォニックス読み 【発音記号】
aア+エ(はっきりとしない「ア」)【æ】
iイ【i】
uア(はっきりと発音する「ア」)【ʌ】
eエ【e】、イ【i】
oオ【o】、ア【ɑ】
イ【i】、アイ【ai】

母音は発音するうえで必ず必要になってくるものです。ポイントとしてはローマ字と違い「u」が「う」ではなく「あ」だということ。また「o」も「あ」と発音することがあることです。

フォニックス レベル1 一文字の子音

文字フォニックス読み【発音記号】
kカ行クッ【k】
c
サ行ス【s】
s
ザ行ズ【z】
z
qカ行+ウクゥ【kw】
gガ行グ【g】
ジャ行ジュ【dʒ】
j
tタ行トゥ【t】
dダ行ドゥ【d】
nナ行ヌ【n】
(後ろに母音がないときは「ぬ」が「ん」に聞こえる)
hハ行フ【h】
(「―」伸ばし棒の仕事をすることも)
fファ行フ【f】
bバ行ブ【b】
vヴァ行ヴ【v】
pパ行プ【p】
mマ行ム【m】
(後ろに母音がないときは「む」が「ん」に聞こえる)
yヤ行ヤ【j】
lラ行ル【l】(日本語の「る」に近い)
rラ行ル【r】(下を上あごに着けたまま発音)
wワ行ウ【w】
xクス【ks】
グズ【gz】

子音の発音で気を付けなければならないことは、日本語のように全ての発音に母音を含めないことです。「k」は「く」ですが、日本語の「く」のようにはっきり音を発音するのではなく、口を閉じたまま口の「く」という音になります。

簡単な英語の単語に関してはこの一文字の母音と一文字の子音の組み合わせでできています。

フォニックス レベル2 二文字の母音

文字発音【発音記号】単語の例
aiエイ【ei】eight
aysay
auオー【ɔː】auto
awsaw
ieアイ【ai】lie
イー【iː】piece
eeイー【iː】meet
eaイー【iː】eat
エ【e】break
ueウー【uː】true
uiウー【uː】juice
ooウー【uː】juice
ウ【u】book
oaオウ【ou】boat
owrainbow
アウ【au】cow
ouout
oiオイ【ɔi】toilet
oyboy

複雑なのでよく使う「ai」「ea」「ee」「oo」だけでも覚えておこう。

「au」と「ou」は「オウ」と「アウ」でローマ字読みとは逆になる。
「auto」は「オート」、「out」は「アウト」

フォニックス レベル2 二文字の子音

hを含む二文字の子音

子音は後ろにhを付けることによって発音が変わります。

文字フォニックス読み【発音記号】
(注意事項)
単語の例
chチャ行・チュ【ʧ】
(時々「ク【k】」の発音をすることも)
choose
ghフ【f】
(発音しないことの方が多い)
laugh
phファ行・フ【f】photo
shシャ行・シュ【ʃ】shoe
tchサ行【θ】/ ジャ行【ð】
どちらも日本語にない音なので発音練習が必要
math / this
whファ行【hw】
(疑問詞などで非常によく使う)
what
tchチャ行・チュ【ʧ】watch

子音はhとくっつくと少し音が変化します。このhの発音を意識すると、つづりを覚えるうえでまた発音を覚えていくうえで非常に有利になるのでしっかりと覚えておくようにしましょう。

その他の二文字の子音(別々の子音を組み合わせる)

文字発音【発音記号】単語の例
ckク【k】socks
dgジュ【ʤ】edge
ngン(グ)【ŋ】long

その他の二文字の子音(同じ子音を重ねる)

文字発音【発音記号】単語の例
ffフ【f】off
llル【l】full
mmム【m】hammer
nnヌ【n】tennis
rrル【r】borrow
ssス【s】hammer
ttトゥ【t】letter

ngは比較的そのままの組み合わせに近いので覚えやすいと思います。dgに関しては使われることが少ないのでdgを含んだ単語が出てきたときに覚えてしまうと良いでしょう。
同じ文字を重ねるものは基本的にひとつの時と同じ発音になります。ckに関しても一字ずつの発音がどちらも【k】であることから、同じ文字を重ねるものと一緒と判断しても問題ないと思います。

フォニックス レベル3 サイレントE

シャーロック・ホームズシリーズでおなじみのコナン・ドイルもその作中で言っているように、英語の中で、一番使用頻度が高い文字はeです。理由はさまざま考えられていますが、そのひとつに発音しないeがあると思います(あくまで私見です)。発音しないEは「サイレントE」「マジックE」などと呼ばれています。
なお、日本語で最も使用する回数が多いのは「い」だそうです。

発音しないeがあったときには、そのひとつ前の母音を文字の読み方で読みます。(もちろん例外はありますが)

サイレントEのルール
子音をはさんでひとつ前にある母音の読み方を以下のように変えます。

アルファベット普通の読み方変化後の読み方【発音記号】サイレントEを使った単語の例
aア+エ(はっきりとしない「ア」)【æ】エイ【ei】make
iイ【i】アイ【ai】ice
uア(はっきりと発音する「ア」)【ʌ】ウー【uː】cute
eエ【e】、イ【i】イー【iː】cede
oオ【o】、ア【ɑ】オウ【ou】poke

実際eが付くと発音が変わる単語の例を挙げてみましょう。

sit (シット)
site (サイト) 「して」ではなく、最後のeを発音せずに、iを「アイ」と読んで「サイト」

at (アット)
ate (エイト) 「あて」ではなく、最後のeを発音せずに、aを「エイ」と読んで「エイト」、なお8ではなく、食べる(eat)の過去形です。

このルールに則ると、makeは「まけ」ではなく「メイク」。Mikeは「みけ」ではなく「マイク」。smokeは「すもけ」ではなく「スモーク」です。

もちろん英語の発音とつづりの関係はこれだけではありません。他にも複雑なルールがあります。しかし、これから英語を学んでいく人にとってはこの量でも多すぎると感じるかもしれません。今すぐに全部を覚えてしまおうとするのではなく、単語を学ぶときにこの表を確認しながら覚えるようにしましょう。そして、無理やり暗記するのではなく、自然と身に付けることを目標にしましょう。

世界で最も有名な電気ネズミのゲームのタイトルを見てみると、eの上に点のようなものが付いています。これは「poke」をそのまま発音すると「ポーク」と発音してしまうからでしょう。ローマ字のまま発音するために、わざわざ点を付けて見やすくしているのでしょう。
気になる人はゲームのタイトル画面を確認してみてはいかがでしょうか。

フォニックス レベル3 rを含んだ二文字以上の母音

文字発音【発音記号】単語の例
arアー[ɑːr]car
irアー[əːr]bird
urpurpose
erserve
earearly
イアー[iər]year
erehere
eerdeer
ireアイアー[ɑiər]tired
airエアー[ɛər]hair
arecare
ourアワー[ɑuər]hour
オー[ɔːr]four
orestore
orshort

フォニックスのまとめ

単語力は、日本語でもそうであるように、読解力や表現力に大きな影響を与えます。
また英語が嫌いな人の多くは単語を覚えるのがめんどくさいから、という理由であることも多いです。

そんな人にこそ、フォニックスが必要です。

英語学習のできるだけ早い段階でフォニックスの存在を知らせ、ある程度覚えておくとその後の学習が飛躍的に楽になるでしょう。



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