I go home? I go to home? goやcomeを使うときの疑問(中学一年生レベル)
goやcomeを含んだ文を書いているときに覚えておかなければならない単語
home, abroad, here, there
この四つの単語にはtoが要りません。
「家」と「外国」、「ここ」と「そこ」それぞれ反対のものセットで覚えておきましょう
× I go to home.
〇 I go home.
〇 I go to school.
× I go school.
実は普通にgoを使った文を書くのにもいろいろなルールがあります。
今日覚えておきたいのは、名詞と副詞の違いです。
上に紹介したhome, abroad, here, thereは教科書の後ろで調べてみると「副」というマークがついています。これが副詞です。
一方、schoolを調べてみると「名」と書いてあります。こちらは名詞です。
名詞はgoやcomeの後ろに書くときにはto, fromなどが必要になります。なのでschoolの前にはtoが書かれています。一方、副詞の場合にはそうした単語は必要ありません。
調べたついでによく単語の意味を見てみると、
home「副」家へ
abroad「副」外国へ
here「副」ここで、ここへ、ここに
there「副」そこで、そこへ、そこに
などと書いてあるはずです。
schoolの場合には、
school「名」学校
と書いてあります。
homeには「へ」が含まれていてschoolには「へ」が含まれていないのです。
有名な自転車で空を飛ぶ宇宙人も「家に帰る」ということを伝えるときに「Go home, go home」と言っています。
また疑問詞のwhereはthereとhereの仲間です。
here「ここで」there「そこで」where「どこで」と仲間になっています。そのため、here, thereと共にwhereもtoやinが要らないと覚えておきましょう。
visitと混ざらないように注意する
goは「行く」、visitは「~を訪問する、訪れる」です。
〇 I go to Kyoto.
× I go Kyoto
× I visit to Kyoto
〇 I visit Kyoto
goの場合にはtoが必要ですが、visitの場合には逆にtoを付けてはいけません。
難しい文法用語で説明をするとgoは自動詞なのでtoなどが必要、visitは他動詞なのでtoなどを付けてはいけないことになっています。comeはgoの仲間なので自動詞です。
また、goの場合にはtoの後ろに場所しかとりませんが、visitの場合には後ろに場所も人もとることができます。
theは要るのか要らないのか
おそらく最初にcomeやgoを使う文として習ったのは
I come to school every day.
などの文でしょう。
しかし、しばらくしてみると
I go to the sea every year.
など、目的地にtheがついた形もでてきます。
schoolは、go to と合わせて使うときに特別なルールがあります。そのルールはあまり有名なものではないので説明しない先生も多いかもしれません。
実はschool、bed、hospitalなどの行ってすることが決まっている単語というのはtoやinなどとくっつけて使うときにはtheが要らないというルールがあります。
schoolは勉強するための場所、bedは寝るための場所、hospitalは患者として訪れるための場所です。
参考ページ:「冠詞(不定冠詞のa/an、定冠詞のthe)」theを付けるか付けないかで意味が変わる単語
まとめ
一見、すごく簡単に思える
I go to school.
という文にもさまざまなルールが使われています。最初からそうした細かなルールを覚える必要はありませんが、習ったルールに疑問を覚えたときには今回のように調べてみることが大切なのです。
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