英語の学習を続けていくために

2020年12月5日

英文法の解説

語学学習に最も必要なのは持続力

英語の学習は文字通り一朝一夕ではできません。こと日本語がそうであるように、多くの単語があり、多くの決まりがそこにはあります。
言葉というのはそこに文化や歴史などが含まれています。そのため、それを簡単に学習することはできません。言葉の学習というのは非常に長い旅のようなものなのです。

そのため、その長い旅を途中であきらめてしまいたくなることもあるでしょう。しかし、あきらめて学習を止めてしまったらそこで英語を使いこなすという目標は果たせなくなってしまいます。 非常に気長に、そしてあきらめることなく行っていくためには、英語をいやいや勉強するのではなく、楽しく学習する必要があります。

脱落することなく続けた者が勝ち

一番大切なのは焦ることなくコツコツと、そして楽しく継続的に学習をしていく必要があります。
また言葉というのは運動に非常に似ています。継続的に取り組めば実力は向上していきますが、使わなければ少しずつ能力が低下していってしまいます。
大切なのは「楽しく継続的に」ということです。

もうひとつ大切なことがあります。それは完璧を求めないということです。
学習というのは常に100%を目指すと困難な道のりになります。100ある単語のうち80個を覚えることは楽ですが100全てをひとうの間違いもなく覚えるのは非常に困難です。その分野が非常に好きな人にとっては、そうした知識の穴を埋めていく作業は非常に楽しいものになりますが、そうではない人にとっては苦行にしかなりません。少なくとも英語の学習が好きでしょうがないという人以外は80%を常に目標にしましょう。TOEICだって、800点とれればある程度は自慢していいものです。

ゲームが好きな人は暇な時間があれば、ゲームをしているはずです。また気になったことがあれば、すぐにでもスマートフォンで検索しているでしょう。アイドルが好きな人であれば、常に自分な好きなアイドルの出演している番組はチェックしているはずです。TwitterやInstagramなどのSNSで最新情報を確認し、機会があればライブに足を運んでいることでしょう。
電車の好きな人なら常に電車の映像を見たり、さまざまな豆知識を仕入れたりしているでしょう。場合によっては実際にその電車に乗るために旅行に出かけているかもしれません。
しかし、こうした他人から見ると苦行に見えることを本人は楽しんで時間を惜しんでやっているのです。おそらくあなたの周りにいる英語が非常に得意な人というのは同じように英語の勉強をすることを楽しんでいるのです。
「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので楽しいと思うから継続でき、継続できるからこそ更に知識が深くなっていくのです。
しかし、英語をいきなり好きになるというのは非常に難しいことでしょう。特に苦手だった人にとっては「分からないもの」「つまらない」ものという固定概念が染みついているはずです。このサイトではできるだけ簡単に英語の説明をしていき、中学生でも全項目を理解できるように説明していくつもりです。 このサイトを開設した目的は、講師や中高学校教員、ガイドや家庭教師などさまざまな形で今まで英語に携わってきた中でこう覚えた方が良いのではないか、というノウハウを紹介するものです。

もちろん、仕事ではないのでサイトの更新は適宜、完成は相当先になると思います。 しかし、一人でも多くの英語の学習を一度は挫折した人の目に留まり、英語の学習を再び始めるモチベーションになってもらえることを心から願っています。

そもそもなぜ英語を学ぶ理由は

日本の公用語は日本語です。当たり前のことですが英語が全く分からなくても生活するうえで不便することはないでしょう。 しかし、英語を学習したいという人はごまんといます。そして、その人たちの半数は英語の学習を挫折した人でしょう。
そもそも、なぜ私たちは英語を学習しなければならないのでしょうか。

現代を生きるうえで英語というものは欠かせないツールのひとつです。ビジネスをするうえでも、生活を豊かにするうえでも欠かせないものとして、PCに関するスキルをきちんと身に着けること、さまざまなマナーや常識を身に着けること、そして英語を必要最低限扱えることがあります。
これらのみっつというのは常に多くの広告やノウハウ本がどこにでも溢れています。あなたが現在英語を十分に身に着けていない人であるのであれば、英語を勉強して話せるようになりたい、TOEICでいい点数をとりたい、などと思って参考書を読んだり、英語学習教材を購入したりしたのは2度や3度ではないはずです。自宅の片隅にほこりをかぶっている参考書や問題集、英単語長や、英語学習教材があることでしょう。

英語を学習することにはメリットがある

英語の学習の理由は人それぞれです。

  • 転職や出世に必要
  • 学校の進級に必要
  • 海外旅行をするのに自分でしゃべりたい
  • 友達に外国人がいる
  • かっこいい
  • 生涯学習として
  • 映画や本などの言葉に関するメディアを言語で体験したい
  • 他の分野の勉強をするうえで英語が必要

などなど多くの理由があると思います。
何も理由なく学習をしている人は本当に英語が好きで好きでたまらないごく一部の人だけです。少なくともわたしはそうではありません。英語そのものの学術的な魅力よりも、学ぶことによって得られる付帯的なものが英語を学ぶ目的となっているようです。

反対に英語が必要ないとブレーキをかけてしまう理由

  • ウェブなどの翻訳機能で対応できる
  • 外国に行かないから英語は必要ない
  • 仕事に英語が関係ない
  • 英語の学習に時間を割くのがもったいない
  • 知り合いにしゃべれる人がいるからそれでいい
  • 勉強していたけれど挫折した

などの理由で英語をしないことがあります。
実を言うとわたしも英語が非常に苦手な人間でした。中学のときの英語の成績は5段階評価で「2」。テストのときは覚えろと言われたことをすべて丸暗記しているだけで何も英語というものを理解していませんでした。
結果わかっていないことがどんどんと積み重なっていき、わからないことが多くなっていけばそれだけ楽しくなくなっていきます。授業で言っていることがどんどんと謎の呪文に聞こえるようになり、結果として英語アレルギーのような状態になってしまいました。

キライになってしまう一番の理由は、それは単純に「分からない」「難しい」「時間がない」という学生時代に英語に対して思ったものがそのまま変わらずあるからでしょう。
基礎が分かっていないから授業を受けても参考書を読んでもわからない。わからないからやりたくない。その嫌な体験の積み重ねが英語学習を遠ざけてしまうのです。
人間は前に進んでいるという実感があれば、比較的継続的に物事を行えるものです。

ゲームが好きな人はゲームをしていて達成感を感じているから楽しくできるのです。もしそのゲームがルールも良く分からず、毎日同じことをやらされるだけのゲームだったらどうでしょう? そんなゲームを継続的にやる人は一人もいません。繰り返しこなしていくと、自身の実力が上がったり、ゲーム内のステータスが上がったりします。そして先に進めたりより強くなったりしていくのです。そうした達成感というご褒美がなければモチベーションを高く保ち続けることはできません。
学生の場合には学校のテストがあるため、自分の実力が測りやすいでしょう。また、学校や塾の学習で強制的に一定時間の学習時間を確保することができます。それに対して社会人の場合には、自身で確実な時間を確保しなければならないことや、強制的ではないため簡単にその他のことに気を取られてついおざなりになってしまう可能性があるのです。

正直、TOEICで900点を取ることや大学のセンター試験に相当する試験で満点を取ることが目的であるのであれば、特にビジネススクールに通う必要はありません。オンライン英会話も海外留学も必要ないのです。もちろん会話をするのには必要かもしれません。また実践的なビジネス会話を行うためにはそうしたところに通うことも必要でしょう。しかし、今行いたいのはそうした積極的な取り組みではなく、インターネットで検索して少しでも英語の学習をしようという消極的な取り組みなはずです。 ひとつの方法としてはきちんと自分で目標を設定することです。そのときには期限も設けると良いでしょう。漠然と学習を続けられるのは本当に英語が好きな人だけです。ここまでは頑張ろう、ここまでは続けようという、目標と期間を決めることによって、人間は頑張りやすくなります。学習を始める前に明確な目標を設けるようにしましょう。

 

 



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